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ジャン=ポール・ベルモンド
向こう見ずの美学 あなたはまだ、本当のベルモンドの魅力を知らない
JEAN-PAUL BELMONDO ジャン=ポール・ベルモンド傑作選
大盗賊、大頭脳、恐怖に襲われた街、危険を買う男、オー、ムッシュとマドモワゼル、警部、プロフェッショナル
ジャン=ポール・ベルモンド
向こう見ずの美学 
あなたはまだ、本当のベルモンドの魅力を知らない
JEAN-PAUL BELMONDO ジャン=ポール・ベルモンド傑作選
大盗賊
大頭脳
恐怖に襲われた街
危険を買う男
オー、ムッシュとマドモワゼル、警部、プロフェッショナル
10/30(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国順次待望のロードショー!
10/30(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国順次待望のロードショー!

Trailer

BG
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すべての“カッコいい”の原点。伝説のスター、再発見。

すべての“カッコいい”の原点。伝説のスター、再発見。

ルパン三世、コブラのモデルにして、ジャッキー映画のルーツ。ヌーベルバーグだけじゃない! 本当の、最高の、面白すぎるベルモンド!!
ルパン三世
コブラ
ジャッキー

ルパン三世、コブラのモデルにして、ジャッキー映画のルーツ。ヌーベルバーグだけじゃない! 本当の、最高の、面白すぎるベルモンド!!
ルパン三世
コブラ
ジャッキー

この秋、映画館だから観られるベルモンド映画の傑作の数々を一挙上映!

この秋、映画館だから観られるベルモンド映画の傑作の数々を一挙上映!

60~70年代、スティーブ・マックイーン、クリント・イーストウッドと肩を並べた<アクション界のレジェンド>にして、本国フランスでは アラン・ドロンを遥かに凌ぐ人気を誇った国民的スーパースター、ジャン=ポール・ベルモンド(1933年4月9日生まれ、87歳)。
「ルパン三世」や「コブラ」のモデルといわれ、ジャッキー・チェンやトム・クルーズらの先駆として、体を張ったスタントで世界を魅了した男の中の男。日本ではジャン=リュック・ゴダール監督の『勝手にしやがれ』や『気狂いピエロ』ばかりが語られがちですが、ヌーベルバーグ時代の彼よりも何倍も魅力的な、ベルモンド映画の神髄は数々の巨匠たちと組んだアクションとコメディにこそあります。しかし、そんな彼の傑作群の多くは近年、日本ではDVDでも見ることが出来ませんでした。今、忘れられていた数十年の時を経て、驚くほどクリアなリマスター版で最高のベルモンド映画の数々が日本のスクリーンに鮮やかに蘇ります。ご期待ください。

ジャン=ポール・ベルモンド JEAN-PAUL BELMONDO

1933年4月9日、パリ郊外のヌイイ=シュル=セーヌに生まれる。父は著名な彫刻家ポール・ベルモンド、母も画家だった。幼い頃は病弱だったが、その後サッカーに熱中、さらにボクサーになる夢を持つスポーツマンとなった。やがて俳優を志し、コンセルヴァトワールに入学、56年に同校を優秀な成績で卒業する頃にはすでに有望な若手舞台俳優として注目を集めていた。57年の『歩いて馬で自動車で』で長編映画デビュー後、クロード・シャブロル監督の『二重の鍵』(59)で注目され、さらに同年ジャン=リュック・ゴダール監督の『勝手にしやがれ』(59)で一気にブレイクを果たし、母国での圧倒的大人気とともに、フランス・ヌーベル・ヴァーグの代表的スターとして国際的な知名度を得た。多くの名匠、巨匠の作品に出演する一方、売り出し中のフィリップ・ド・ブロカ監督と組んだ『大盗賊』(61)が大ヒットを記録、コメディ・タッチのエンタテインメント作品で新たな魅力が開花した。ド・ブロカ監督とはさらに冒険アクション大活劇『リオの男』(63) 、『カトマンズの男』(65)で組み、危険なアクションをスタントマンなしで自ら演じたことも話題となり世界的な大ヒットとなって“アクション・スター”ベルモンドのイメージを強烈に印象付けることになった。

 65年の『気狂いピエロ』を最後にゴダール監督とは袂を分かち、ベルモンドはアクション、コメディ、ラブ・ストーリーと、エンタテインメントの王道をいく作品を中心に出演して次々と大ヒットを飛ばし、フランス映画の顔として大活躍することになった。

70年には当時フランス映画界で人気を二分していたアラン・ドロン製作、主演の『ボルサリーノ』でドロンと共演、大きな話題となって大ヒットした。72年『ジャン=ポール・ベルモンドの交換結婚』からは自ら製作会社セリト・フィルムを設立して製作業にも進出、74年にはフランス映画界で出演料が最も高い俳優となった。75年の『恐怖に襲われた街』から、80年代中盤まではハードなアクションを見せ場にした主演作を連打し、年間興行成績の上位に君臨し続けた。

88年、アクション映画卒業後のクロード・ルルーシュ監督作『ライオンと呼ばれた男』(88)では初めてセザール賞主演男優賞を受賞。さらに2011年、カンヌ国際映画祭で名誉ゴールデン・パルム賞、2016年、ヴァネチア国際映画祭で栄誉金獅子賞など、数多くの生涯功労賞を受賞している。

2度の結婚で、元F1レース・ドライバーのポール・アレクサンドル・ベルモンドなど4人の子どもがあり、ウルスラ・アンドレス、ラウラ・アントネッリといった女優とのロマンスも有名。

香港のジャッキー・チェンやチョウ・ユンファ、日本のコミック「ルパン三世」、「コブラ」、フランス=ベルギーのグラフィック・ノベル「ブルーベリー」など、ベルモンドのファンを公にしている俳優、映画監督、作家、漫画家は世界中に数多く、ベルモンド映画の影響下にある作品も枚挙にいとまがない。

<主な出演作> 
※長編のみ、原題のものは日本未公開

LINE UP

大盗賊
大盗賊

大盗賊 CARTOUCHE

18世紀パリ、義賊カルトゥーシュの
華麗なる恋と盗みの大冒険!

ド・ブロカ監督との初コンビ作にして、
ルパン三世さながらの明るく
女好きの盗賊ヒーローが大活躍する
傑作アクション・コメディ。
カルディナーレの可憐な魅力も見逃せない。
 大盗賊 メインテーマ
18世紀のパリで、民衆を苦しめる役人や貴族を襲って貧しい人々に金品を分け与えた実在の義賊カルトゥーシュ。神出鬼没の大泥棒にして美女に目がない、“元祖ルパン三世”のようなキャラクターを若きベルモンドが軽妙かつ痛快に演じる冒険アクション巨編。『リオの男』(63)、『カトマンズの男』(65)、『おかしなおかしな大冒険』(73)といった傑作群でも組むことになる名匠フィリップ・ド・ブロカ監督と初めてコンビを組み、スクリーンの中にコミカルで運動神経抜群のベルモンドの魅力を最大限に発揮させた傑作。共演はヒロインのヴェニュスに『山猫』(63)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』(68)などのイタリアの名花クラウディア・カルディナーレ。脚本はド・ブロカと、『リオの男』『カトマンズの男』のダニエル・ブーランジェ、『大いなる幻影』(37)、『嘆きのテレーズ』(52)などのフランス映画界屈指の名脚本家シャルル・スパークの共同。撮影は『大いなる幻影』、『歴史は女で作られる』(56)のクリスチャン・マトラ、音楽は『突然炎のごとく』(61)、『リトル・ロマンス』(79)のジョルジュ・ドルリューとフランス映画界の超一流映画人が揃い、当事本国で大ヒットし、現在もフランス映画の古典的名作の1本として名高い。本作は日本でDVD化およびブルーレイ化されたことはなく、今回が4Kリマスター版による57年ぶりの日本公開となる。
 大盗賊 メインテーマ
大盗賊
大盗賊
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、クラウディア・カルディナーレ、ジャン・ロシュフォール、オディール・ヴェルソワ、ジェス・ハーン、ノエル・ロクヴェール、マルセル・ダリオ
監督:フィリップ・ド・ブロカ/脚本:フィリップ・ド・ブロカ、ダニエル・ブーランジェ、シャルル・スパーク/音楽:ジョルジュ・ドルリュー/撮影:クリスチャン・マトラ
<1961年・フランス映画/フランス語/カラー/シネスコ/116分>原題:CARTOUCHE
提供:キングレコード 配給:エデン
CARTOUCHE a film by Philippe de Broca © 1962 / STUDIOCANAL - TF1 DA - Vides S.A.S (Italie)
大盗賊
大頭脳 LE CERVEAU
大頭脳

大頭脳 LE CERVEAU

英、仏、伊、盗みのプロたちが挑む
現金輸送列車強奪大作戦!

コメディの巨匠ウーリー監督が
国際的オールスター・キャストと
派手な見せ場の連続で描いた
爆笑アクション巨編。
盗みと騙しの頭脳プレイが満載の
泥棒喜劇の大傑作!
 大頭脳 メインテーマ
人気絶頂のベルモンドが、『大進撃』(66)でフランスの観客動員記録を塗り替える記録的大ヒットを放ったフレンチ・コメディの巨匠ジェラール・ウーリー監督と組み、フランスのゴーモン・インターナショナルとイタリアのディノ・デ・ラウレンティスの合作で製作されたビッグ・スケールのアドベンチャー・コメディ。フランス映画史上最大の製作費(当事)と国際級キャストの豪華共演、世界各国でのロケーションなどで大きな話題となり、フランスでは動員500万人を突破する大ヒットとなった。本作は日本でDVD化およびブルーレイ化されたことはなく、今回がHDリマスター版による51年ぶりの日本劇場公開となる。共演は『ピンクの豹』(63)、『007 カジノ・ロワイヤル』(67)のデヴィッド・ニーヴン、『荒野の七人』(60)、『続・夕陽のガンマン』(66)のイーライ・ウォラック、『大追跡』(65)、『大進撃』(66)のブールヴィル、そして『火の森』(70)、『新・殺しのテクニック/次はお前だ!』(70)のシルヴィア・モンティほか。
脚本はウーリーと、『大追跡』『大進撃』でもウーリーと組んでいるマルセル・ジュリアン、ウーリーの娘で後に『シェフと素顔と、おいしい時間』(02)、『セザンヌと過ごした時間』(16)などの監督となるダニエル・トンプソンの共同。音楽は『大盗賊』『リトル・ロマンス』の名匠ジョルジュ・ドルリューが手がけている。
 大頭脳 メインテーマ
大頭脳
大頭脳
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、デヴィッド・ニーヴン、イーライ・ウォラック、ブールヴィル、シルヴィア・モンティ、フェルナンド・バロワ
監督・脚本:ジェラール・ウーリー/音楽:ジョルジュ・ドルリュー/撮影:ウラジミール・イワノフ
<1969年・フランス、イタリア合作映画/フランス語/カラー/シネスコ/115分>
原題:LE CERVEAU(THE BRAIN)
提供:キングレコード 配給:エデン
LE CERVEAU a film by Gerard Oury © 1969 Gaumont (France) / Dino de Laurentiis Cinematografica (Italy)
大頭脳
恐怖に襲われた街 PEUR SUR LA VILLE
恐怖に襲われた街

恐怖に襲われた街 PEUR SUR LA VILLE

連続殺人鬼を追え!
野獣刑事がパリで大暴走!

初の刑事役に挑み、
危険なスタントの数々を自ら演じた
仏版『ダーティハリー』ともいえる
スーパー・アクション。
『ポリス・ストーリー/香港国際警察』
に影響を与えた傑作!
 恐怖に襲われた街 メインテーマ
パリで続発する謎の美女連続殺人事件、それを追うパリ警察きっての豪腕刑事、警部ルテリエ。ルテリエはパリの市街を駆け巡り、犯人たちを野獣のごとく追って、追って、追いまくる! 60年代後半~70年代前半、『ブリット』(68)、『ダーティハリー』(71)など、ハリウッド製の刑事アクションが世界中で大ヒットを記録、ブームを巻き起こしていた。そんな中、フランスを代表するアクション・スター、ジャン=ポール・ベルモンドが初の警官役を演じ、フランス映画界の精鋭たちと総力を結集して作り上げたフレンチ・ポリス・アクションの超大作がこの『恐怖に襲われた街』だ。
カー・チェイスや銃撃戦はもちろんのこと、高層ビルや走る地下鉄の屋根の上での危険なチェイス、さらにヘリに吊るされての命がけのダイビングなど、ベルモンドがスタントマンなしで挑んだ危険なアクションとスタントの数々は、全世界の度肝を抜き、各国で大ヒットを記録したが、それらは40年以上を経た今見ても超スリリング! ジャッキー・チェンがベルモンドを敬愛していることは有名だが、ここで繰り広げられるアクションを見れば、この作品こそが『ポリス・ストーリー』シリーズ(85~)の原点なのは誰の目にも明らか。まさにこれぞ、ベルモンド・アクションの集大成にして最高傑作だ! 音楽は映画音楽界の巨人、故エンニオ・モリコーネ。スタント指導を『007』シリーズなどのカースタントの神様、レミー・ジュリアンが担当している。
本作は日本でDVD化およびブルーレイ化されたことはなく、今回がHDリマスター版による45年ぶりの日本劇場公開となる。
 恐怖に襲われた街 メインテーマ
恐怖に襲われた街
恐怖に襲われた街
製作・出演:ジャン=ポール・ベルモンド、出演:シャルル・デネ、アダルベルト・マリア・メルリ、ジャン・マルタン、レア・マッサリ 製作・監督・脚本:アンリ・ベルヌイユ/音楽:エンニオ・モリコーネ/撮影:ジャン・パンゼ
<1975年・フランス映画/フランス語/カラー/ヨーロピアン・ビスタサイズ(1:1.66)/126分>
原題:PEUR SUR LA VILLE 提供:キングレコード 配給:エデン
PEUR SUR LA VILLE a film by Henri Verneuil © 1975 STUDIOCANAL - Nicolas Lebovici - Inficor - Tous Droits Réservés
恐怖に襲われた街
危険を買う男 L’ALPAGUEUR
危険を買う男

危険を買う男 L’ALPAGUEUR

一匹狼の仕事人が、
警察も恐れる冷酷非情な悪を狩る!

フランスを恐怖のドン底に陥れた
凶悪犯を逮捕すべく、
政府高官は凄腕の事件解決請負人
“ハンター”を雇った。
初公開以来、幻となっていた
ベルモンド・アクションの決定版!!
 危険を買う男 メインテーマ
『恐怖に襲われた街』(75)に続きジャン=ポール・ベルモンドがスタントマンを使わず、危険なアクションとスタントの数々を自ら演じ、製作・主演したハード・バイオレンス・アクション。今回彼が演じるのは、政府や警察に雇われて、非合法な手段も駆使して難事件を解決する“ハンター”と呼ばれるプロのトラブル・シューター。本名も素姓も誰も知らない謎の男が、変装技術や格闘テクニックを駆使して、たった一人で巨大な犯罪組織や兇悪犯たちを、想像を絶する方法で追いつめ、華麗に叩き潰していく。
1976年に劇場公開されて以来、アクション・ファン、ベルモンド・ファンの間で人気が高かったにもかかわらずVHSやDVD化が一度もされておらず、再公開やビデオ発売が待たれていた幻の傑作。HDリマスター版による43年ぶり待望の日本劇場公開となる。
冷酷非道な兇悪犯“タカ”を演じるのは、ウィリアム・フリードキン監督の『恐怖の報酬』(77)、フランスのTV「メグレ警視」シリーズで知られる個性派ブルーノ・クレメル。監督は『相続人』(73)でもベルモンドと組んだ『刑事キャレラ/10+1の追撃』(72)、『潮騒』(72)の俊英フィリップ・ラブロ。音楽は『潮騒』、『ホワイトナイツ/白夜』(85)のミッシェル・コロンビエ。カースタントは『007』シリーズのレミー・ジュリアンが手がけている。
 危険を買う男 メインテーマ
危険を買う男
危険を買う男
製作・出演:ジャン=ポール・ベルモンド/出演:ブルーノ・クレメル、ヴィクトール・ガリヴィエ、ジャン・ネグローニ、パトリック・フィエリ、ジャン=ピエール・ジョリス
監督・脚本:フィリップ・ラブロ/製作:ジャン=ポール・ベルモンド/音楽:ミッシェル・コロンビエ/撮影:ジャン・パンゼ
<1976年・フランス映画/フランス語/カラー/ヨーロピアン・ビスタサイズ(1:1.66)/101分>
原題:L’ALPAGUEUR 提供:キングレコード 配給:エデン
L’ALPAGUEUR a film by Philippe Labro © 1976 STUDIOCANAL - Nicolas Lebovici - Tous Droits Réservés
危険を買う男
オー!HO!
オー!

オー! HO!

“怪盗ルパン+アル・カポネ”
と呼ばれたギャングの生き様。

『冒険者たち』のスタッフ&ヒロイン
と組んだ青春犯罪アクション。
レーサー崩れの若きギャングの
成功と破滅を鮮烈に描く名作。
ファッション・センスや
愛用車の数々も必見!
 オー! メインテーマ
原作ジョゼ・ジョヴァンニ、監督ロベール・アンリコ、音楽フランソワ・ド・ルーべ、撮影ジャン・ボフェティ、そしてヒロインにジョアンナ・シムカス。名作『冒険者たち』(67)の主要メンバーが、ベルモンドと初めて組んだ豪快で破天荒な異色の青春ノワール・アクション。元カーレーサーで、銀行強盗のドライバーから“アルセーヌ・ルパン+アル・カポネ”と呼ばれるまでになる若きギャング、オーの無軌道な暴走をスピードとバイオレンス、そしてアンリコ監督お得意のロマンもたっぷり込めて瑞々しく描いた快作。372本のネクタイのコレクションを誇るオーのダンディズム、シムカス演じるトップ・モデルの衣装や車など、全編に散りばめられたファッション・センスも大きな見所となっている。本作はHDリマスター版による51年ぶりの日本劇場公開となる。
原作者である暗黒街小説の巨匠ジョヴァンニは、『穴』(60)などの原作でも知られると同時に、『生き残った者の掟』(66)、『ル・ジタン』(75)、『父よ』(01)など、数多くの自作を監督している。ベルモンド作品では他に『墓場なき野郎ども』(60)、『勝負をつけろ』(61)の原作、脚本を担当、『ラ・スクムーン』(72)を監督(兼脚本)している。
 オー! メインテーマ
オー!
オー!
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、ジョアンナ・シムカス、シドニー・チャップリン、アラン・モッテ、ポール・クローシュ 監督:ロベール・アンリコ/原作:ジョゼ・ジョヴァンニ、音楽:フランソワ・ド・ルーべ
<1968年・フランス・イタリア合作映画/フランス語/カラー/ヨーロピアン・ビスタサイズ(1:1.66)/107分>
原題:HO! 提供:キングレコード 配給:エデン
HO! a film by Robert Enrico ©1968 - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - MEGA FILMS
オー!
ムッシュとマドモアゼル L’Animal
ムッシュとマドモアゼル

ムッシュとマドモアゼル L’Animal

命知らずのスタントマンが
恋と映画にすべてをかける!

映画撮影現場を舞台にヒットメイカー、
ジディ監督とのコンビで贈る
爆笑アクション大活劇。
ベルモンドが2役を演じて
笑いも危険も2倍増、
セクシーなウェルチの魅力も最高!
 ムッシュとマドモアゼル
メインテーマ
ベルモンドが、『クレイジー・ボーイ』シリーズや『ザ・カンニング』シリーズなどのヒットメイカー、クロード・ジディ監督と組んでスタントマンとスーパースターの二役を演じ、階段落ちや虎との格闘、さらに空中でヘリからセスナに飛び乗るなど、危険なスタントの数々を披露する華麗なるアクション・コメディ超大作。本作は日本でDVD化およびブルーレイ化されたことはなく、今回がHDリマスター版による39年ぶりの日本劇場公開となる。脚本はミシェル・オーディアール、ドミニク・ファーブル、クロード・ジディ、撮影は『血とバラ』(61)等のロジェ・バディム監督作や『華麗なる大泥棒』(71)、『007/私を愛したスパイ』(77)などを手がける名手クロード・ルノワール、音楽は『ラ・ブーム』(80)、『奇人たちの晩餐会』(98)のウラディミール・コスマ。
ヒロインのジェーンには、ワイルドでセクシーな魅力で一世を風靡し、アクション・ヒロインの先駆者として主演作も多い『ミクロの決死圏』(66)、『空から赤いバラ』(72)のラクエル・ウェルチ。本人役としてジェーン・バーキンとジョニー・アリディがゲスト出演、映画監督役で『ジャン=ポール・ベルモンドの交換結婚』(72)などの名匠クロード・シャブロルが特別出演している。
 ムッシュとマドモアゼル メインテーマ
ムッシュとマドモアゼル
ムッシュとマドモアゼル
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、ラクエル・ウェルチ、シャルル・ジェラール、ジュリアン・ギオマール、ダニー・サヴァル、アルド・マッチョーネ ゲスト出演:ジェーン・バーキン、ジョニー・アリディ、クロード・シャブロル 監督:クロード・ジディ/脚本:ミシェル・オーディアール、ドミニク・ファーブル、クロード・ジディ/音楽:ウラディミール・コスマ/撮影:クロ―ド・ルノワール
<1977年・フランス映画/フランス語/カラー/シネスコ/101分> 原題:L’Animal
提供:キングレコード 配給:エデン
,L’Animal a film by Claude Zidi ©1977 STUDIOCANAL
ムッシュとマドモアゼル
警部 FLIC OU VOYOU
警部

警部 FLIC OU VOYOU

正義か? 悪か?
2つの顔を持つ特命警部の大活躍!

スーパーカーに乗ってパリからニースに
やって来た内部調査部の凄腕警部が、
掟破りの潜入捜査で
警察と犯罪組織の癒着を暴く。
ワイルドでダンディな
異色のポリス・アクション。
 警部 メインテーマ
南フランスのニースを舞台に、パリからやってきた敏腕警部が警察内部の汚職の捜査と街を牛耳る2大犯罪組織壊滅のために華麗なる活躍を見せるアクション活劇。刑務所帰りの悪人として暗黒街に潜入しながら巧妙に事件をあぶり出し、同時に女性との恋にも手を抜かない、いかにもベルモンドらしい最強のヒーロー像が楽しい快作。本作は80年11月にフランス・シネマ・フェアと題された企画上映の1本として上映されたが、正式なロードショー公開はされていない。HDリマスター版による40年ぶりの日本劇場公開となる。
ミシェル・グリリアの原作を基に『さらば友よ』(68)、『パリ警視J』(84)のジャン・エルマンが脚色。撮影は『太陽がいっぱい』(60)、『サムライ』(67)の名手アンリ・ドカエ、音楽は『暗黒街のふたり』(73)、『テス』(80)のフィリップ・サルドが各々担当。監督はベルモンドとはこの作品以降、『プロフェッショナル』(81)、『ソフィー・マルソー/恋にくちづけ』(84)など、4本の作品でコンビを組む、『女王陛下のダイナマイト』(66)や『チェイサー』(78)などのアクション活劇の鬼才ジョルジュ・ロートネル。
共演は『太陽がいっぱい』(60)、『ジャガーの眼』(65)のマリー・ラフォレ、『Z』(69)、『怪奇な恋の物語』(69)のジョルジュ・ジェレ、『メナース』(77)、『掘った奪った逃げた』(79)のジャン=フランソワ・バルメなど。
 警部 メインテーマ
警部
警部
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、マリー・ラフォレ、ジョルジュ・ジェレ、ジャン=フランソワ・バルメ、クロード・ブロッセ、トニー・ケンドール
監督:ジョルジュ・ロートネル/製作:アラン・ポワレ/脚本:ジャン・エルマン/撮影:アンリ・ドカエ/音楽:フィリップ・サルド/
<1979年・フランス映画/フランス語/カラー/ヨーロピアン・ビスタサイズ(1:1.66)/108分>
原題:FLIC OU VOYOU 提供:キングレコード 配給:エデン
FLIC OU VOYOU a film by Georges Lautner ©1979 STUDIOCANAL – GAUMONT
警部
プロフェッショナル LE PROFESSIONNEL
プロフェッショナル

プロフェッショナル LE PROFESSIONNEL

国家に裏切られた男が、
復讐のために帰って来た…。

アフリカでの暗殺作戦中に裏切られた
フランス諜報部員の復讐を描く
リベンジ・アクション。
哀愁のモリコーネ・サウンドが泣かせる
劇場未公開の傑作、待望の日本初劇場公開!
 プロフェッショナル(CHI MAI)
イギリスの小説家パトリック・アレクサンダーの原作「大統領暗殺指令」を基に、『預言者』(09)で監督としてカンヌ国際映画祭グランプリ、『ディーパンの闘い』(15)で同パルム・ドールを受賞することになるジャック・オーディアールとその父親で『地下室のメロディー』(63)、『警部』(78)などのベテラン脚本家ミシェル・オーディアールが脚色。『警部』のジョルジュ・ロートネルがメガホンを取り、大ヒットとなったスパイ・アクション。
本作は日本では数回BS放送で放映されただけで劇場公開されておらず、VHSやDVDにも一度もなっていない。今回がHDリマスター版による待望の日本初劇場公開となる。
撮影は『太陽がいっぱい』(60)、『サムライ』(67)の名手アンリ・ドカエ、音楽は今年惜しくも世を去ったイタリアの映画音楽の大巨匠エンニオ・モリコーネが担当。本作で使用されている名曲“CHI MAI”は、もともと71年にイェジー・カヴァレロヴィッチが監督したイタリア、ユーゴスラヴィア合作映画“MADDALENA”のために書かれた曲だったが、ベルモンドが78年に再録音された同曲を聴いて気に入り、本作のサントラに使用することになり、この映画のサントラとして大ヒットし、オリジナル以上の知名度を得てモリコーネの代表曲の一つとなった。
 プロフェッショナル(CHI MAI)
プロフェッショナル
プロフェッショナル
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、ロベール・オッセン、ミシェル・ボーヌ、ジャン・ドザイー、シリエル・クレール、ベルナール・ピエール・ドナデュー
監督:ジョルジュ・ロートネル/原作:パトリック・アレクサンダー/脚本:ジャック・オーディアール、ミシェル・オーディアール、ジョルジュ・ロートネル/撮影:アンリ・ドカエ/音楽:エンニオ・モリコーネ
<1981年・フランス映画/フランス語/カラー/ヨーロピアン・ビスタサイズ(1:1.66)/108分>
原題:LE PROFESSIONNEL 提供:キングレコード 配給:エデン
LE PROFESSIONNEL a film by Georges Lautner ©1981 STUDIOCANAL
プロフェッショナル

<特別寄稿>ベルモンドがいなかった世界を想像してほしい。もしかしたら、ヌーヴェル・ヴァーグもコブラもジャッキー・チェンも、ルパン三世もいなかったかもしれないんだよ!町山智浩(映画評論家)

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<特別寄稿>ベルモンドがいなかった世界を想像してほしい。もしかしたら、ヌーヴェル・ヴァーグもコブラもジャッキー・チェンも、ルパン三世もいなかったかもしれないんだよ!町山智浩(映画評論家)

 窓があれば、そこから出て建物の壁を登る。車が暴走すれば、屋根にしがみつく。列車に乗れば、やはり屋根を歩く。ヘリコプターからはぶら下がり、飛行機があれば、翼の上に立つ。
 それがベルモンド。
 危険なスタントを自分でこなすスターといえば、今ならトム・クルーズ、その前はジャッキー・チェンだったが、その前の帝王は、ジャン=ポール・ベルモンドだった。
 ベルモンドが主演したジャン=リュック・ゴダール監督の『勝手にしやがれ』(1959年)は、ヌーヴェル・ヴァーグという映画革命の起爆剤になり、ハリウッドで『俺たちに明日はない』(68年)や『イージライダー』(69年)などのアメリカン・ニュー・シネマを生み出すことになる。
 しかし、それ以上に全世界の映画に巨大な影響を与えたのは、アクション・スターとしてのベルモンドだった。
 1961年、ベルモンドはフィリップ・ド・ブロカ監督と数人のスタッフでブラジルに飛び、アマゾンの秘宝をめぐる冒険コメディ『リオの男』を撮影した。命綱なしで高層ホテルの外側をよじ登り、建築中のビルで足場を踏み外し、飛行機から飛び降りる。サイレント時代のバスター・キートンの喜劇の再現だが、能面みたいに無表情のキートンと違ってベルモンドは陽気で明るい。数センチずれたら即死、命がけのスタントをコミカルにこなし、皮肉や軽口を叩く。
『リオの男』を見れば、『レイダース失われた聖櫃』(81年)がどれほど『リオの男』を参考にしているかわかるだろう。違うのは、あっちはSFXで、ベルモンドは生身だってこと。
 1969年、『ルパン三世』のアニメ化が企画され、パイロット・フィルムが作られた。ルパンの飄々としたキャラも、セスナ機から車の屋根に飛び移るアクションも実にベルモンド的で、71年にテレビ化されると、ベルモンドのフィクス声優だった山田康雄がルパンの声をあてた。
 やはり1969年から平井和正が書き始めたSFアクション小説、アダルト・ウルフガイ・シリーズの主人公・犬神明も「ジャン=ポール・ベルモンドを痩せぎすにした感じ」と描写されている。平井和正は『リオの男』にならって『リオの狼男』という小説まで書いている。銃で撃たれようが、車にはねられようが不死身で、シニカルなおしゃべりをやめない犬神明のキャラクターは明らかにベルモンド。
 そのキャラクターはさらに寺沢武一の『コブラ』(78年~)に引き継がれた。どんなピンチにあってもシャレたジョークをつぶやき続けるコブラの顔もモロにベルモンドだった。
 さて、ベルモンド本人は65年、ブロカとのコンビでコメディ第二弾『カトマンズの男』を撮る。香港からネパールに飛ぶ冒険は『インディー・ジョーンズ魔宮の伝説』(84年)の上海からネパールへの展開の下敷きになっている。さらにクライマックス、建設現場に組まれた竹の足場を使っての大アクションは、ジャッキー・チェン監督『プロジェクトA2 史上最大の標的』(87年)の原型だ。
 そして『大頭脳』(68年)。天才的犯罪者デヴィッド・ニヴンと、泥棒ベルモンドがNATOの資金を狙って列車を強奪するコメディで、マルクス兄弟の『マルクス二挺拳銃』(40年)のクライマックスの列車チェイスをベースに、ベルモンドの命がけアクロバットを加えたサーカス的な楽しさ。石井輝男監督、千葉真一主演の『直撃!地獄拳』シリーズ(74年~)はこの『大頭脳』を意識していて、ビルの壁を登ったり、アドバルーンからぶら下がったりのベルモンド的なドタバタが盛り込まれている。また、サモ・ハン・キンポー監督、ジャッキー・チェン主演の『五福星』シリーズ(83年~)もこの線だろう。
 そのベルモンドにもライバルがいた。スタント・パイロットの息子スティーヴ・マックイーンだ。マックイーンもスタントを使わないスターと呼ばれ(実際は使っていた)、彼の刑事アクション『ブリット』(68年)はサンフランシスコの急坂を駆け下りるカー・チェイスの迫力で大ヒットした。これにベルモンドは『華麗なる大泥棒』(71年)で対抗した。刑事に追われる泥棒役でマルセイユの坂道を車で駆け下りた。さらに、走るバスの外側にしがみ、バスからバスに飛び移ってみせた。このスタントに、ジャッキー・チェンは『ポリス・ストーリー香港国際警察』(85年)で挑戦している。本当にジャッキーはベルモンド・リスペクトなのだ。
 ベルモンドは『恐怖に襲われた街』(75年)からコメディ・タッチをかなぐり捨て、ハードボイルド路線に転向する。タフガイ刑事として犯人を追い、疾走するパリの地下鉄の屋根の上を這って進んでいく。毎晩深夜から早朝の間に実際の地下鉄で、3週間もかけて撮影されたが、その甲斐あって、ライバルのマックイーンは返礼として、『ハンター』(80年)で犯人を追ってシカゴの地下鉄の屋根に登った。仏米のアクション・スターが火花が散らした戦いだった。
『恐怖に襲われた街』でのベルモンドは、パリのオペラ座とギャラリー・ラファイエット百貨店の傾斜した屋根の上でも犯人を追う。何度も落ちそうになりながら。映画史に残るこの名スタントにオマージュを捧げた映画が『フレンチ・ラン』(2015年)で、イドリス・エルバがパリの屋根の上で追っかけをするのだが、メイキングを見ると安全なセットで撮影されていた。トム・クルーズも『ミッション:インポッシブル』シリーズでビルの壁を登るが、命綱をつけて撮影して、後から綱をデジタルで消している。ベルモンドみたいな危険なスタントはもう許されない。
 そんなアクションをベルモンドは続けた。65歳でヘリコプターの縄梯子にぶら下がった『ハーフ・ア・チャンス』(98年)が最後だった。
 ベルモンドがいなかった世界を想像してほしい。もしかしたら、ヌーヴェル・ヴァーグもコブラもジャッキー・チェンも、ルパン三世もいなかったかもしれないんだよ!
BG
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